台風の影響で停電が酷かった静岡県。当川根本町も3日以上復旧しない所も多々ありました。幸い山本園がある地区は15分の停電ですみましたが、同じ町内でも差が激しかったです。
そんな中、予定していた小学校のお茶の入れ方教室は、小学校が使えたため、そのまま10月1日に開催されました。
1年間を通して川根地域の小学校を回り、美味しいお茶の入れ方を教えるという行事なのですが、毎年続けております。
今回訪れた小学校の生徒(3年生)は17人でしたが、普段急須でお茶を飲む家庭は2人だけでした。
今やペットボトルのお茶も味が良くなり、急須で飲むのは減っているとは感じていましたが、同じ地域内だけでも、ここまで少ないのには驚きました。
首都圏では急須がない家庭も多いと聞きます。私たちはペットボトルにはない、急須で入れるお茶の美味しさを伝えていかないといけないなと改めて感じております。
急須で丁寧に入れたお茶をゆっくり飲むと、旨味、甘み、苦み、渋みなど複雑な味が口に広がり、体を満たしてくれます。
お茶は工業製品ではないので、全く同じ味にはなりません。今年の味わいを感じつつ、来年も楽しみにしたい。
お茶一杯で色々考えさせられるということは魅力が詰まっているということです。